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ボボリ・オベリスク（イタリア・フィレンツェ） 高さ：4.87メートル 重さ：4.5トン 材質：赤色花崗岩 創建：紀元前1250年頃 新王国第19王朝 ラムセス2世 創建場所：ヘリオポリス 太陽神殿 再建：1790年 ピッティ宮殿・ボボリ庭園 古代エジプト・新王国第19王朝第3代ラムセス2世（紀元前1279-1213年)が、ヘリオポリスの太陽神殿に奉納した対のうちの1本。17世紀、メディチ家のローマ別邸に立っていたものが、1790年、フィレンツェのピッティ宮殿のボボリ庭園へ移設された。この庭園は、1550年代に造成された典型的イタリア式庭園である。園内の野外劇場中央には、オベリスクとローマのカラカラ浴場から運んできた大きな水盤がある。夏には、劇場でオペラも催されている。 対の片方は、テルム・オベリスク（ローマ）である。 1991年5月に近くまで行きながら、土砂降りの雨で撮影を断念したため、拙著「オベリスク写真集-OBELISK-」（1993年、中西出版）には掲載できなかったオベリスク。それから約5年後の1996年4月、晴天のフィレンツェで、これらの写真を撮影。小生にとっては、忘れられない感動を刻む作品となった。
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